先日新天皇さまが即位しましたが、皇室のティアラが紛失したとの噂が!皇室のティアラが紛失したとなると大事件です!「皇室のティアラの行方は?」「皇室のティアラの値段っていくらなの?」と行方や値段など気になる方も多いはず。今回は失われた皇室のティアラの行方や世間を騒がせた事件の真相、ティアラのブランドや値段などを紹介していきます。皇室のティアラに注目すると、皇室関係のニュースの見方が変わるはず!
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皇室の第一ティアラが紛失した事件とは?
引用:https://trendy15.info
1993年に皇太子さまとご結婚された雅子さまが頭にお召しになられていたのが”皇太子妃第一ティアラ”と呼ばれるものです。当時皇后であられた美智子さまから受け継いだもので、皇太子妃のティアラには”第一”と”第二”が存在します。それぞれランク付けされており、公務内容によって使い分けられています。
第一の方がランクでは上位のティアラになります。この”皇太子妃第一ティアラ”が2003年1月以降に行方不明となり、”第一ティアラ紛失事件”として話題になりました。というのも、皇太子妃であった雅子さまがこの第一ティアラを着けて公に出ることがなくなったのが原因です。
まずこの期間中、雅子さまはストレスによる「帯状疱疹」というご病気で入院し療養していました。それから時間が経ち、2007年1月にご回復された姿を公にお見せになられた際に頭上にお召しになっていたティアラが、第一ではなく”第二ティアラ”だったのです。
その後公務のときに雅子さまが着けていたティアラは全て第二ティアラで「第一ティアラはどこにいったのか?」と世間で話題となりました。第一ティアラは皇太子妃の証であり、後の皇后になるであろう者の証でもあります。そんな由緒正しき第一ティアラの行方を懸念していた人が数多くいました。
皇室の第一ティアラがネットオークションに?
引用:https://blog.goo.ne.jp
2003年1月以降から第一ティアラのはっきりとした行方が不明なまま、2008年11月に出版された『週刊新潮』で驚くような記事が掲載されていました。それは「皇室の宝物がヤフーオークションに流出した!?」という内容で、「まさか第一ティアラのことなのでは?!」と世間をざわつかせました。
皇室のティアラなどの宝飾品は皇室備品として国の貸与物という扱いで、オークションに出品するなど言語道断ですが、結果として出品されたのは御扇子や綬章、宝冠章で第一ティアラではありませんでした。よって、第一ティアラがネットオークションに出品されたというのは完全にガセ情報です。ガセ情報で良かったとホッとするのも束の間、やはり気になるのは第一ティアラの行方です。一体どこに行ってしまったのでしょうか?
皇室の第一ティアラの行方は?
引用:http://seiyou.ehoh.net
2019年5月1日、新天皇さまの即位の儀式が執り行われたのは記憶に新しいですね。実はこの日、ずっと行方不明だった皇太子妃第一ティアラの行方が明らかとなり話題となっていたのです。
まずその式典の際に、徳仁さまが新天皇に即位したことで正式に皇后の位となった雅子さまの頭上に輝いていたのは”皇后第一ティアラ”でした。これも前皇后であった美智子さまから受け継いだティアラで、雅子さまがお召しになられていても不自然ではありません。
注目の”皇太子妃第一ティアラ”をお召しになっていたのは、新皇太子に即位した秋篠宮殿下の新皇太子妃であられる”紀子さま”でした。新皇太子妃として紀子さまが皇太子妃第一ティアラをお召しになるのはごく自然な流れで、2003年以降行方不明だった皇太子妃第一ティアラが実に16年ぶりに紀子さまの頭上に輝く形で公の場に登場することとなりました。
紛失したわけでもオークションに出品したわけでもなく、ちゃんと現存していたのですね。では、なぜ雅子さまは2007年以降この第一ティアラをお召しにならなかったのでしょう?一説によると、ストレスにより4年ほど療養なさってご復帰なさるときに、お心遣いからあえて第一ティアラを身に付けなかったのではないかと言われています。
病気による療養とはいえ皇太子妃として長い間公務を離脱していたことに、何か後ろめたさを感じておられたのかもしれません。それほど第一ティアラというのは高貴で格式高く、日本の歴史を象徴しているものの一つなのかもしれません。
皇室の第一ティアラについてのネットの反応は?
久しぶりに公に登場した皇太子妃第一ティアラについてネットでの反応はどのようなものでしょうか?ネットの反応で多く見受けられたものをご紹介します。
「雅子さまが皇太子妃第一ティアラを着けているところをもっと見たかった」
「お元気な姿で第一ティアラをお召しになった雅子さまを一目見たかった…」
このような反応が多くみられました。正式に皇后になられた雅子さまが皇太子妃第一ティアラをお召しになられることはもうないでしょう。また少し変わった反応として、「年号ごとにティアラを新調しても良いのでは?」というものがありました。
新天皇即位で年号が変わるという日本の一大イベントで、皇后さま・皇太子妃さまに新しくティアラを製作するのも良いのではないかというものです。「なるほど、一理ある」と思わされる意見ですが、皆さんならどう思うでしょうか?どうやら皇后ティアラ・皇太子妃ティアラには「簡単に新調できるものではない」と感じさせる”長い伝統”があるようです。
いや、皇嗣妃という身位があるなら、まだ皇太子妃の第一ティアラをおつけになるのも仕方ないね、と思うのよ。でも、皇嗣妃という身位は皇室典範にも皇室典範特例法にもない。紀子さまは一宮家の親王妃のまま。宮内庁が勝手にそう言ってるだけ。だから、おかしいと言ってるのよ。
— AB型 (@AB36738602) 2019年5月1日
でも、宮内庁が皇太子妃殿下のみ着用できる第一ティアラをずっとしまい込んで使わせなかった事実を皇室ウオッチャーは忘れないから
— たま (@sister_tama) 2019年5月4日
一日も早く、皇位継承問題議論して、皇室典範改正直系長子継承にしなければ皇室は破壊されてしまいます。敬宮愛子内親王殿下が皇太子になれるよう国民の後押しが絶対に必要です。宜しくお願いします。
本日、紀子妃は皇太子妃ね第一ティアラとネックレスを身に付けました
許される事ではありません。— にこにこまま (@6S1o6aP8GgV9jhz) 2019年5月1日
皇室のティアラ・新皇后さまに受け継がれる
引用:https://outidesigoto.com
日本の皇室では、結婚したときに家族の一員であることを認めるという意味を込めて独自のティアラを渡したり、成人のお祝いとしてティアラを渡すという伝統があります。しかし、皇室における皇后ティアラと皇太子妃ティアラは新しく作らずに代々受け継がれていくという慣習になっています。
歴史を遡ると、皇后第一ティアラは明治18年の明治天皇の皇后であられた昭憲皇太后さまの時代から歴代の皇后さまへと、130年もの間受け継がれています。そういった慣習があるので、皇后ティアラ・皇太子妃ティアラは他の皇室のティアラよりもやはり格別で、歴代の皇后・皇太子妃さまの歩みを含んだものとなっています。
皇室の家系図について詳しくはコチラ!
⇒皇室の家系図が写真つきで分かる?歴代とプロフィールを調査!
皇室のティアラのお値段とブランドは?
引用:http://lequineguine.jugem.jp
さて次は、気になる皇室のティアラのお値段とブランドについて見ていきたいところですが、皇后ティアラ・皇太子妃ティアラについては公表されている情報が少ないのが現状です。
わかっている情報では、皇后第一ティアラを製作したのはドイツにある”レオンハード&フィーゲル”というブランドではないかと言われており、リフォームやメンテナンスは日本の宝石ブランドである”MIKIMOTO”が請け負っているようです。
また、皇太子妃第一ティアラについても”MIKIMOTO”が同じくリフォームやメンテナンスを行っているようです。値段については完全に非公表ですが、おそらく数億円はくだらないと言われています。中には「数百億円の価値がある」という意見や、もはや「価格をつけること自体が難しい」という意見もあります。
とはいうもののやはりお値段は気になるところですので、参考として他の皇室のティアラで値段やブランドが公表されているものを紹介しておきます。
眞子さま:2,856万円(2011年WAKO製)
佳子さま:2,892万円(2013年MIKIMOTO製)
絢子さま:1,485万円
典子さま:1,522万円
皇室・各国のティアラは?
引用:https://www.msn.com
日本だけではなく、各国の王室にも美しいティアラがたくさん存在します。例えば、現在世界最古のティアラとして、スウェーデン王室の〈カメオ・ティアラ〉1809年にナポレオンがジョセフィーヌ皇后に送った7つのカメオが小粒のパールで縁取られているゴールドの王冠が存在します。
他にも、ダイアナ元妃が着用していたイメージの強い〈ケンブリッジ・ラバーズ・ノット〉19のアーチにダイヤモンドとパールが施されているものなど、どれも本当に美しく素晴らしいのですが、全ては書ききれませんので、個人的に好きなティアラを紹介させていただきます。
・クイーン・アレクサンドラズ・ココシュニック・ティアラ (イギリス王室)
・スパニッシュ・フローラル・ティアラ (スペイン王室)
・ダイヤモンド・ドロップ・ティアラ (デンマーク王室)
・スチュアート・ティアラ (ルクセンブルク王室)
・モダン・フリンジ・ティアラ (スウェーデン王室)
是非一度調べて見てほしいです!
皇室・女性皇族のドレスについては?
引用:https://dot.asahi.com/
女性皇族の第一礼装は、2種類あります。
1つ目が、〈ローブデコルテ〉
首元と襟元が開いた袖の短いロングドレス、ティアラ・ネックレス・肘まで覆う長いグローブを着用する。ローブデコルテは肌を見せれば見せるほど正式と言われているそうです。雅子さまが、ご成婚の際にお召しになられていたのもローブデコルテになります。この時のドレスは、森英恵さんのものです。
本当に美しく、一般人は一生着る機会はないと思いますが、憧れますね。また上皇后様が上皇陛下の即位の際にお召しになっていたドレスも〈ローブデコルテ〉ですが、女性の中で最も正式な礼装である〈マント・ド・クール〉をお召しになっていました。
2つ目が、〈ローブモンタント〉
宮中の昼間の正装で、陛下がモーニングコートをお召しになる時は〈ローブモンタント〉を着用します。ローブデコルテとの違いは、長袖で肌の露出が少ないです。日中の儀式では〈ローブモンタント〉に帽子を着用することが多いそうです。
ちなみに、上皇后様は小さい帽子がお好みで雅子さまは頭を覆う形の帽子が好みだそうで、それぞれの個性を生かして変えているようですね。
2つの礼装の値段や、ブランドは残念ながら情報がありませんでしたが、ティアラが数千万円するものなので、ドレスも相応の値段なのではないでしょうか。
皇族の方たちはそれぞれの好みで自分で所持品を選んでいるそうです。国内ブランドがお好みの方もいれば、海外ブランドがお好みの方もいるとのことですが、上皇・上皇后両陛下と秋篠宮家ご夫妻は国内ブランドが多く、雅子さまは海外ブランドが比較的多いそうです。
皇室のティアラ・第一・第二・第三とは?
引用:https://wadai-pocket.com
代々受け継がれている皇室のティアラには”皇后ティアラ”と”皇太子妃ティアラ”の2種類が存在しています。さらに、皇后ティアラには第一・第二・第三の3種類が、皇太子妃ティアラには第一・第二の2種類があります。リフォームやメンテナンスをしながら新皇后・新皇太子妃に代々受け継がれていくのが皇室の習わしです。
特に伝統深い皇后ティアラのうち、皇后第一ティアラは大粒のダイヤモンドがティアラのツノ部分にはめ込まれていて、真ん中のダイヤモンドは世界で13番目に大きいものだそうです。中央には太陽の飾りが施されており、日本神話の主神として登場する”天照大御神”をモチーフにしていると言われています。
また皇后第二ティアラは菊の花が中央にあしらわれ、第三ティアラは葉が扇状に広がった植物文様であるパルメット文様がモチーフになっており、別名”パルメットティアラ”と呼ばれています。
皇室のティアラが紛失も行方は?値段とブランドが気になる!まとめ
皇室のティアラはただの宝飾品ではなく、その中には日本の長い歴史や伝統などが含有されています。ティアラを身に付けて笑顔でお手を振りになられている皇后さま・皇太子妃さまの心中には、ティアラをお召しになることに対して相当の覚悟をお持ちになられているのかもしれません。これから皇室関係のニュースを見るときは、皇后さま・皇太子妃さまがどのティアラをお召しになっているのか注目するのも面白いですね。